人間禁止?

週末に豊田市を自転車で走っていたら凍結防止剤を自動で散布する機械を見つけました。坂道の道路は脇にぽつんと一つ設置されていてちょっとさみしい雰囲気がありますが、その無骨な形状と裏腹に「まきえもん」とキャラクターも併せて愛称が付けられ、色もちょっと明るめの緑色になってい楽しげな演出がされています。雪が降っている時にこの道路を通ることがないので、どのように「まきえもん」が働いているのか興味が湧いてきました。

ところで正面に貼られているシールにある図記号について気になりました。人間のシルエットに丸に斜め線の禁止マークが付いています。これはどのようなことを表しているのでしょうか。他にある三角アイコンは凍結防止剤が直接体に当たることがあるので注意、横顔のアイコンあその散布剤が目に入ることがあるので注意というのは分かりますが、人間に禁止マークは人が触っては行けないのか、人が中に入ってはいけないのか、機械の近くに立ってはいけないのか、どのような意味を表しているのか分かりづらく感じました。

JIS Z8210 案内用図記号には、人間に禁止マーク(6.2.7)は「立ち入り禁止」となっています。フェンスにこの図記号があれば立入禁止とすぐ分かりますが、本機は道の脇に独立して設置されているので少し意味合いが合致しないように思います。

文字を読めば「前面立ち入り禁止」ということは分かるので、この図記号が全くダメとは思いませんし、他の記号なら何が良いかというのも難しいところがあります。反対車線を自転車で走っていて目に入るぐらいなので、視認性については全く問題ないでしょう。レイアウトとして文字ばかり集まり、図記号だけ集めてあるので、この場合は文字とセットになる図記号をそれぞれまとめると良いように思います。

(TH)