駅の女性用トイレの長い列

平日の朝、新幹線に乗るために駅を訪れました。待合室には60席ほどの椅子がありますが、すべて埋まっており、立って待っている人が10人ほどいて私もしばらく立って電車を待っていました。座ってこのブログを書きたいなあと思いながらも、この状況はそれほど深刻な問題とは感じていません。

一方で、毎回気になるのが女性用トイレにできる長い列です。この現象は名古屋駅に限らず、東京駅などでも同様に見られます。朝の時間帯に限らず、女性の方々がトイレの前で長時間並んでいる光景をよく目にします。このような状況が日常的に発生していることに対して、鉄道会社の対応が十分とはいえないのではないかと感じます。

鉄道運行の会社や建築分野では女性の設計者が少ないことも関係しているかもしれませんが、それ以上に、明らかに問題が見えているにもかかわらず、それを放置している運用上の姿勢に疑問を持っています。※建築でもインテリアでは活躍する女性の割合が多いように思います。

もちろん、駅構内のスペースには限りがあり、トイレを単純に増設することは容易ではないと思います。しかし、運用の工夫で改善できる点もあると考えています。たとえば、化粧用の洗面台をトイレの独立して設置することで、トイレ内の混雑を緩和できたという例も聞いたことがあります。

新幹線や山手線の過密スケジュールの運行において、鉄道会社は非常に効率的で正確な運営を行っています。その運営力を活かせば、女性用トイレの混雑という日常的な課題にも、より柔軟で実効性のある対応が可能ではないでしょうか。

今後、駅の利用環境がより快適になるよう、改善に向けた取り組みを期待しています。

現在開催中の大阪万博でも女性用トイレには長い列ができていると聞きます。トイレ場水回りの設備もあり安くはないと思いますが、それでも高額な費用をかけたにも関わらずいつもと同じ問題を繰り返していて、お金の掛け方がずれている気がします。トイレの問題は難しいのですね。